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【第7話のあらすじ】悠日が再会した星砂は、以前の彼女ではなかった

土屋 亮平 土屋 亮平 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
目次

第7話のタイトルは、星砂の気持ちを象徴するような内容になっている。悠日と星砂の関係に大きな変化が訪れる一方、警察内部では新たな殺人事件をめぐる疑惑が膨らんでいく。

悠日と星砂の再会、しかし距離は埋まらない

鈴之介の家で星砂と再会した悠日。彼女が無事だったことには安堵するものの、星砂の態度は以前と明らかに違っていた。

現在の星砂は、悠日に対して警戒心を抱き、むしろ鈴之介を頼りにしている。

悠日は、彼女が自分の知っている星砂とは別の人格であることを理解している。それでも、目の前にいるのは愛する人と同じ姿をした女性だ。頭では理解できても、感情が追いつかない。

事情を知らない琉夏は、鈴之介と星砂の関係を誤解し、悠日が裏切られたような状況に怒りを見せる。

鈴之介も事情を説明しようとするが、新たな殺人事件の連絡が入り、話は中断されてしまう。

望月蓮の殺害事件が発生

今回の被害者は、大学生の望月蓮。

遺体には、事件を過去の殺人事件と結びつける複数の特徴があった。

- 全身が水に濡れている。
- 身体には無数の刺し傷がある。
- 靴を履いていない。
- 現場には女性のものと思われるネイルが残されている。

特に注目されたのは、遺体の状態が過去の2件と酷似していたことだ。

森園は、5年前と3年前の事件に続く連続殺人の第3の事件だと主張。星砂も、真犯人を捕まえればリサの無実を証明できると考え、捜査に加わる。

こうして鈴之介、森園、星砂の3人による独自の捜査が始まった。

一方、悠日は雪松署長を殴ったことから自宅謹慎となり、警察官としての立場も危うくなっていた。

公式の第7話ストーリーでも、事件と4人の関係が並行して描かれる構成が確認できる。

【第3の連続殺人事件】5年前・3年前・望月蓮の事件を時系列で整理

初恋の悪魔7話

第7話のミステリーを理解するには、3つの事件の共通点を押さえる必要がある。

日本テレビが2022年9月10日に公開した番組記事では、過去の被害者についても具体的な情報が明かされている。

3つの殺人事件の共通点
時期 被害者・事件 物語上の関係
5年前 15歳の少年・塩澤潤の殺害事件 森園が裁判を担当
3年前 17歳の少年・吉長圭人の殺害事件 朝陽がリサを逮捕
現在 大学生・望月蓮の殺害事件 第3の事件として疑われる

3件に共通するのは、水に濡れた遺体、無数の刺し傷、靴を履いていないという特徴だ。

この一致を重く見た森園は、単独の事件として処理することに疑問を呈する。

なぜ第3の事件がリサの冤罪につながるのか

ここで重要になるのが、満島ひかり演じる淡野リサの存在だ。

3年前の事件では、馬淵朝陽がリサを逮捕している。

しかし、今回の望月蓮殺害事件が過去2件と同じ犯人による連続殺人だった場合、過去の事件の捜査や逮捕に誤りがあった可能性が浮かび上がる。

つまり、リサが真犯人ではなかった可能性を検証できる。

星砂にとってリサは、自分の人生に深く関わる大切な存在だ。そのため、今回の事件を解決することは単なる殺人犯探しではない。

リサの無実を証明するための捜査でもある。

ただし、第7話の段階では、リサの冤罪も3件の犯人の同一性も確定していない。あくまで森園たちが追うべき重大な仮説として提示されている。

この「疑い」と「確定した事実」の間にある距離が、作品のミステリーとしての面白さを生んでいる。

【桐生菜々美のアリバイ】なぜ証言が食い違ったのか?驚きの真相

望月蓮の恋人だった大学生・桐生菜々美(あかせあかり)が、事件の容疑者として浮上する。

彼女のネイルが現場に残されていたものと一致したことも、疑惑を強める要因になった。

菜々美が主張したカラオケのアリバイ

菜々美は、事件当時ひとりでカラオケをしていたと説明する。

加えて、その途中で同じテニスサークルの仲間5人と会話したと証言していた。

ところが、サークル仲間は菜々美と会っていないと説明。カラオケ店の従業員も彼女を見ていないと話す。

この証言の食い違いによって、菜々美のアリバイは崩れたように見えた。

加えて、菜々美の自宅から凶器まで発見され、逮捕が現実味を帯びていく。

鈴之介たちが見抜いた証言の矛盾

ここから第7話の推理パートが面白くなる。

鈴之介、悠日、星砂、琉夏の4人は、菜々美とサークル仲間の証言を細かく照合する。

注目されたのは、カラオケ店の部屋番号、ミラーボール、桃の飲み物、そしてラクロスのラケットだった。

それぞれの証言を整理すると、次のようになる。

調査ポイント 証言・発見 推理につながる意味
菜々美の部屋 9番の部屋を利用 本人の行動を検証する手掛かり
サークル仲間の部屋 8番と証言 実際の部屋の状況と食い違う
ミラーボール 10人が利用した5番の部屋に存在 仲間の人数に疑問が生じる
桃の飲み物 店で提供される桃関連の飲み物は酒類 未成年飲酒の可能性
ラクロスのラケット 大学ではなく付属高校にラクロス部がある 女子高生の存在を示唆

4人が導き出したのは、テニスサークルの大学生たちが、付属高校の女子ラクロス部員と一緒にカラオケをしていたという推理だった。

しかも、その場では未成年者がいるにもかかわらず酒が提供されていた。

大学生たちと店員は、その事実が発覚するのを恐れ、菜々美とは会っていないと嘘をついたと考えられる。

つまり、菜々美の証言が否定された背景には、別の問題を隠そうとする人々の保身があったのだ。

菜々美は本当に犯人なのか?

ここで見逃せないのが、菜々美のカラオケでの行動と恋愛事情だ。

彼女は、望月との関係について別れを受け入れる気持ちを固めていた。カラオケでは「天城越え」や「夜桜お七」などの別れを連想させる楽曲を歌っている。

加えて、望月から別れ話のメールが届いていた。

彼氏を失った直後に楽しそうな動画を投稿していたことから、周囲は彼女の行動を不自然だと受け止めていた。

しかし、表面的な行動だけで人の気持ちは判断できない。

鈴之介たちの推理によって、サークル仲間と店員の証言には隠された事情があることが見えてくる。

ただし、菜々美の疑惑が完全に晴れたわけではない。第8話では彼女に逮捕状が出て、鈴之介たちは冤罪の可能性を疑い続ける。

第8話まで踏まえると、アリバイの裏付けと、殺人事件の容疑を晴らすことは別問題だったと分かる。

【星砂の別人格と悠日の恋】第7話最大の見どころは手紙の意味

殺人事件と並んで、第7話で強く印象に残るのが悠日と星砂の関係だ。

事件の謎が解かれていく一方で、悠日は自分の知っている星砂を失ったような感覚に苦しんでいる。

星砂の別人格はなぜ悠日を避けるのか

現在の星砂は、リサとの過去や朝陽に対する不信感を抱えている。

悠日は朝陽の弟であるため、星砂から警戒されている。

星砂は朝陽がリサを撃ったことを知っており、その弟である悠日に朝陽のスマートフォンを返そうとしない。

一方の悠日は、兄がリサを撃ったという話を誤解だと考えている。

この認識の違いが2人の間に深い溝を作っている。

加えて、星砂は鈴之介には心を許している。

悠日から見ると、愛する人が目の前にいるのに、自分ではなく別の男性を頼っている状況だ。

鈴之介もまた、星砂を守ろうとする。

琉夏から悠日のために星砂を返してほしいと頼まれた際、鈴之介は、彼女は物ではないという趣旨の返答をする。

この言葉には、星砂を一人の人間として尊重する鈴之介の姿勢が表れている。

悠日が星砂に感情をぶつけた理由

悠日は、別人格の星砂に対して、元の星砂に戻ってほしいと願う。

しかし、相手の人格を否定するような言葉まで口にしてしまう。

星砂の髪をかき上げる仕草に、以前の彼女の面影を見つけたことも、悠日の感情を揺さぶった。

彼にとっては、星砂の姿も仕草も同じなのに、心の距離だけが遠くなってしまったのだ。

鈴之介は、感情的になった悠日を制止し、星砂を守る。

この場面は、3人の誰かが悪いという単純な三角関係ではない。

悠日には悠日の愛情があり、現在の星砂にも自分の記憶と感情がある。そして鈴之介も、目の前にいる星砂を大切に思っている。

それぞれの気持ちが本物だからこそ、関係が難しくなっている。

星砂が悠日に残した手紙の内容

第7話の感情的なクライマックスは、小洗杏月(田中裕子)が悠日に手紙を渡す場面だ。

悠日は杏月に、星砂を元に戻す方法を教えてほしいと頼む。

すると杏月は、星砂が残していた悠日宛ての手紙を渡す。

そこには、星砂が自分の人格がいなくなる可能性を考えていたことがうかがえるメッセージが記されていた。

主な内容は次の3つだ。

1. 自分がこうなった理由を無理に考えないでほしい。
2. 寂しがるのはほどほどにして、自分たちの思い出を覚えていてほしい。
3. 泣かないでほしい。

最後には、星砂らしいぶっきらぼうな言葉が添えられている。

「泣くんじゃねーぞ。」

この短い言葉に、星砂の優しさと照れ隠しが詰まっている。

特に印象的なのは、2人の思い出を自分だけのものではないと捉えていることだ。

星砂は、悠日と過ごした時間を大切にしていた。たとえ自分がいなくなったとしても、その思い出は悠日の中にも残る。

だからこそ、寂しさに飲み込まれないでほしいと伝えたのだ。

手紙を読んだ悠日は、泣きながらも笑うような表情を見せる。

泣くなと言われたからといって、悲しみが消えるわけではない。それでも、星砂の言葉を受け取ったことで、彼は彼女との思い出を大切に抱き続けようとする。

【鈴之介・森園・雪松の関係】第7話ラストに隠された重大な伏線

第7話の最後には、連続殺人事件の真相に関わる不穏な場面が用意されている。

森園と雪松が将棋を指しながら、過去の事件について話す場面だ。

森園が雪松を疑い始めた理由

森園は、5年前と3年前の事件について雪松に探りを入れる。

2つの事件では、いずれも雪松が捜査の指揮を執っていた。

加えて、今回の望月蓮殺害事件まで同じ手口だとすれば、捜査の中心にいた人物の行動を調べる必要がある。

森園が雪松に近づくのは、単なる情報収集ではない。

連続殺人の背後に警察内部の問題が存在する可能性を探っているのだ。

雪松が響子に電話をかけた意味

森園との将棋を終えた雪松は、ひとり車に乗り込む。

そこで響子という人物に電話をかけ、涙を流しながら、すべてが片付いたという趣旨の言葉を口にする。

この場面は、第7話の最後に残された大きな謎だ。

雪松は何を終わらせたのか。

響子とは何者なのか。

過去の殺人事件と雪松の行動には、どのような関係があるのか。

第7話だけでは答えは出ない。

しかし、翌週の第8話では、鈴之介、星砂、森園が雪松に狙いを定めて調査を進める。

日本テレビの第8話公式あらすじでも、雪松が捜査対象として浮上することが明らかにされている。

【第7話の感想・考察】事件の謎以上に心に残る4人の人間関係

『初恋の悪魔』第7話の魅力は、殺人事件の推理と人間ドラマが切り離されていないところにある。

① 人の行動と本心は必ずしも一致しない

菜々美のカラオケ動画は、事件を考えるうえで重要な手掛かりだった。

恋人を亡くした女性が笑顔で歌っている。その姿だけを見ると、冷たい人間だと感じてしまうかもしれない。

しかし、実際には彼女は別れを受け入れるために歌っていた。

人に見せる表情と、本当の気持ちは違う。

この構図は、別人格の星砂にも重なる。

悠日から見ると、星砂は自分を拒絶しているように見える。しかし、その人格にはその人格なりの記憶や事情がある。

第7話は、他人の気持ちを外側から決めつけることの危うさを、事件と恋愛の両方を使って描いている。

② 鈴之介の変化が物語に深みを与える

序盤の鈴之介は、他人と距離を置き、自分の世界に閉じこもる人物だった。

ところが、星砂と出会い、悠日や琉夏と関係を築く中で、少しずつ変化している。

第7話では、悠日の感情を受け止めながらも、星砂の人格を尊重する姿勢が際立つ。

「悠日のためだから星砂を元に戻す」という考え方ではなく、星砂自身の意思を大切にしている。

この変化は、鈴之介が他人との関係を通じて成長してきた証拠でもある。

③ 悠日と星砂の関係は、単純な恋愛のすれ違いではない

悠日が失いかけているのは、恋人との関係だけではない。

2人で共有してきた記憶や、何気ない日常の積み重ねも失われるのではないかという恐怖がある。

その一方で、現在の星砂にも自分の人生がある。

この対立は、どちらか一方の人格を本物、もう一方を偽物と決めつけてしまうと理解できない。

第7話が優れているのは、どちらの星砂にも存在する価値を認めている点だ。

④ 雪松の涙は真犯人の証拠なのか

ラストの雪松の涙は非常に印象的だが、涙を流したというだけで殺人への関与が確定するわけではない。

むしろ、視聴者が雪松を疑うように演出しながら、響子という人物の存在によって新しい謎を生み出している。

この引きの強さが、第8話への期待を高めた。

【プロの結論】第7話は「真実を見抜くこと」と「人を理解すること」を重ねた重要回

『初恋の悪魔』第7話を評価するうえで、特に注目したいのは、ミステリーの推理構造と人間関係の描写が同じテーマで結びついていることだ。

菜々美は、周囲から見える行動だけで犯人扱いされかけた。

星砂は、以前の人格と違うという理由だけで、悠日から拒絶されかけた。

雪松は、警察署長という立場にありながら、視聴者に疑惑を抱かせる行動を取る。

それぞれに共通するのは、表面に見える情報だけでは本当の姿を理解できないということだ。

事件の真相を追うことと、人間の本心を理解することは、実は同じくらい難しい。

これこそが、第7話を単なる連続殺人事件の中継回で終わらせていない理由だ。

【初恋の悪魔 第7話のHulu配信】2026年現在の視聴方法

2026年10月28日時点の配信情報では、『初恋の悪魔』はHuluで見放題配信の対象となっている。

Huluには作品の公式配信ページも掲載されており、第7話を含む本編を視聴する際の候補になる。Amazon Prime Videoでも見放題配信が確認されている。


『初恋の悪魔』作品情報

- 放送開始:2022年7月16日
- 最終回:2022年9月24日
- 全10話
- 脚本:坂元裕二
- W主演:林遣都・仲野太賀

日本テレビ製作・バップ発売の作品情報を参照


視聴前に確認したいのは、配信サービスの契約状況と最新の作品掲載状況だ。配信ラインナップは変更される場合があるため、登録前に各サービスの作品ページを確認したい。

【初恋の悪魔第7話に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:『初恋の悪魔』第7話の放送日はいつ?

A1:2022年9月3日(土)に日本テレビ系で放送された。第7話では、悠日と別人格の星砂の再会、望月蓮殺害事件、第3の連続殺人事件の疑惑が描かれた。

Q2:桐生菜々美のアリバイが崩れた理由と本当の事情は?

A2:テニスサークルの仲間とカラオケ店員が、菜々美と会っていないと証言したため。当初はアリバイが成立しなかったが、4人の推理によって、仲間たちが女子高生との飲酒を隠すために嘘をついた可能性が浮上する。ただし、菜々美はその後も容疑者として扱われ、第8話では逮捕状が出ている。

Q3:『初恋の悪魔』第7話はHuluで見られる?

A3:2026年10月28日時点の配信情報では、Huluで見放題配信が確認されている。Huluの公式作品ページで最新の配信状況を確認できる。

『初恋の悪魔』第7話は、大学生・望月蓮の殺害事件をきっかけに、5年前、3年前の事件が再び注目される重要なエピソードだ。

桐生菜々美のアリバイをめぐる推理では、大学生たちとカラオケ店員の隠し事が明らかになる。一方、連続殺人の真犯人やリサの冤罪については、まだ決定的な答えが出ていない。

そして、何より心に残るのは悠日と星砂の関係だ。別人格の星砂を受け入れられず苦しむ悠日と、彼女の意思を尊重しようとする鈴之介。最後に届けられた手紙は、2人が共有した時間の尊さを改めて伝えてくれた。

2026年に改めて見返すなら、事件の伏線だけでなく、登場人物それぞれが相手をどう理解しようとしているのかにも注目したい。第7話は、ミステリーとしても人間ドラマとしても、作品の核心に迫る見逃せない一話である。

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土屋 亮平

看護師資格を持ち、医療記事の監修補助を6年。診療ガイドラインと公的機関の情報だけを根拠にし、受診の判断は読者に委ねる書き方をします。

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