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かけ子とは何者か?受け子・出し子との違い、闇バイトと刑罰を2026年最新資料で解説

水沢 葵 水沢 葵 • 更新: • 公開: • 読了約 23 分
目次

「かけ子(架け子)」とは、特殊詐欺の犯行グループで被害者に電話をかけ、警察官や親族、金融機関の職員などになりすまして、うその説明で現金やキャッシュカードなどをだまし取る役割を担う人物です。

特殊詐欺は一人で実行されるとは限らず、電話をかける「かけ子」、現金を受け取る「受け子」、ATMなどから現金を引き出す「出し子」、さらに指示役やリクルーターなどが分担して実行する組織犯罪です。2026年は匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)による犯罪実行役の募集や、SNSを利用した闇バイトも問題になっています。

かけ子は単なる電話担当者ではありません。被害者をだます行為そのものに関与するため、詐欺罪などの刑事責任を問われる可能性があります。警察庁、法務省、さいたま地方検察庁などの公的資料をもとに、仕事内容、ほかの役割との違い、逮捕後の刑罰、2026年の被害状況まで整理します。

【基本知識】かけ子とは?特殊詐欺における役割と仕事内容

かけ子とは
かけ子の意味と定義

かけ子は、特殊詐欺の犯行グループにおいて、被害者に電話をかけて詐欺を実行する人物を指します。「架け子」と表記されることもあり、読み方はいずれも「かけこ」です。

主な特徴は、電話を通じて相手に虚偽の情報を伝え、金銭やキャッシュカードなどを渡すよう誘導することです。

警察官、検察官、銀行員、役所の職員、家族などを装うケースが知られています。

たとえば、親族を名乗る人物が電話で金銭的なトラブルを訴えたり、警察官を名乗る人物が捜査を理由に資産の確認を求めたりする手口があります。

こうした電話の目的は、被害者に事実と異なる状況を信じ込ませ、財産を渡させることです。

一般的な特殊詐欺では、電話をかける役割と実際に現金を受け取る役割が分離されています。そのため、かけ子自身が被害者と直接会わない場合も少なくありません。

特殊詐欺の仕組みと犯行の分業構造

特殊詐欺は、複数の人物がそれぞれ異なる役割を担うことで成立する組織的な犯罪です。

基本的な関係は、次のように整理できます。

1. 主犯・指示役: 犯行グループの中核として、計画や実行役への指示などを担う。
2. リクルーター: SNSや知人関係などを通じて実行役を勧誘する。
3. かけ子: 被害者に電話をかけ、虚偽の説明で信用させる。
4. 受け子: 被害者から現金やキャッシュカードなどを受け取る。
5. 出し子: 不正に取得したキャッシュカードなどを使って現金を引き出す。
6. 犯行準備役: 犯行拠点や携帯電話、口座などの調達に関与する。
7. 回収・運搬役: 犯罪によって得られた金品を回収し、組織側へ運ぶ。

すべての事件でこれらの役割がそろうわけではありません。犯行の種類や資金の受け渡し方法によって、関係する人物や役割は異なります。

法務省の検察官向け資料でも、かけ子、受け子、出し子に加えて、勧誘役や犯行道具の調達役などに分業された特殊詐欺組織の実態が説明されています。

また、海外に電話拠点を置き、多数の人物が関わる大規模な組織も確認されています。

つまり、かけ子は詐欺グループの末端にいる場合もあれば、電話による詐欺行為を繰り返す重要な実行役である場合もあります。

かけ子が関与する代表的な詐欺の種類

かけ子が関係する代表的な手口には、次のようなものがあります。

- オレオレ詐欺: 親族や家族を装い、金銭的なトラブルを理由に現金を要求する。
- ニセ警察詐欺: 警察官などを装い、捜査や口座確認などを名目に金銭をだまし取る。
- 架空料金請求詐欺: 存在しない料金や未払い金を請求する。
- 預貯金詐欺: 金融機関や公的機関の職員などを装い、キャッシュカードなどをだまし取る。
- 還付金詐欺: 公的機関の職員などを装い、還付手続きなどを口実に金銭をだまし取る。

特に2026年は、警察官を装うニセ警察詐欺の被害額が大きくなっています。

ただし、特殊詐欺のすべてにかけ子が登場するわけではありません。SNSを中心に進行する投資詐欺やロマンス詐欺など、電話による実行役を必要としない手口もあります。

【徹底比較】かけ子・受け子・出し子の違いと犯行グループの関係

かけ子と受け子の違い

かけ子と受け子の大きな違いは、詐欺のどの段階を担当するかです。

かけ子は電話による欺罔行為を担当し、受け子は被害者から金銭やカードなどを直接受け取る役割を担います。

受け子は金融機関の職員や宅配業者などを装って被害者と対面するケースもあります。

一方、かけ子は電話による接触が中心であり、被害者と直接顔を合わせないこともあります。

かけ子と出し子の違い

出し子は、詐欺によって取得したキャッシュカードなどを使ってATMから現金を引き出す役割です。

かけ子が被害者をだます段階に関与するのに対し、出し子は金銭を現金化する段階に関与します。

どちらも犯罪の資金獲得に関係する実行役であり、担当する行為が異なるだけで、刑事責任を免れるわけではありません。

3つの役割を一覧で比較
比較項目 かけ子 受け子 出し子
主な役割 電話による詐欺 現金・カードの受領 現金の引き出し
主な接点 電話 被害者との対面など ATM・金融機関
犯行段階 被害者をだます 財産を受け取る 財産を現金化する
代表的な行為 虚偽の説明 現金やカードの受領 不正取得カードでの出金
主な法的問題 詐欺罪など 詐欺罪など 窃盗罪など
組織内の位置 電話による実行役 現場の受領役 現金化の実行役
役割が違っても犯罪への関与は重大

「自分は電話をかけただけ」「現金を直接受け取っていない」という説明だけで、刑事責任がなくなるわけではありません。

詐欺の実行にどのような形で関与したのか、犯罪の認識があったのか、ほかの人物とどのような意思の連絡があったのかなどが問題になります。

刑法60条は共同正犯について規定しており、二人以上で共同して犯罪を実行した場合、それぞれが正犯として処罰される可能性があります。

犯行グループ内での肩書や担当業務だけで、責任の有無が決まるわけではありません。

【闇バイトとトクリュウ】かけ子の募集方法とSNS求人の危険性

闇バイトと特殊詐欺の関係

闇バイトとは、SNSやインターネット掲示板などを利用し、犯罪の実行役を募集する行為や、その募集に応じて犯罪に関与することを指す通称です。

通常のアルバイトとは異なり、募集の実態が犯罪行為であることを隠している点が特徴です。

警察庁や厚生労働省は、特殊詐欺や強盗などの犯罪に加担させる目的で行われる募集について注意を呼びかけています。

募集時には、仕事内容を明確にしないまま高額報酬を提示するケースがあります。

また、最初は合法的な仕事に見せかけ、応募後に犯罪への関与を求める場合もあります。

かけ子だけでなく、受け子、出し子、犯行準備役なども闇バイトを通じて勧誘される可能性があります。

かけ子はSNSや求人サイトで募集されるのか

犯罪グループによる実行役の募集は、SNSやインターネット掲示板だけでなく、通常の求人募集を装った形で行われることもあります。

警察庁が注意喚起している不審な求人の特徴には、次のようなものがあります。

- 「高額報酬」「即日即金」「ホワイト案件」などを強調する。
- 具体的な仕事内容や勤務先を説明しない。
- 応募後にTelegramやSignalなどの匿名性の高い通信アプリへ誘導する。
- 本人だけでなく家族や友人の個人情報まで要求する。
- 募集時の仕事内容と実際に求められる仕事が異なる。
- 仕事内容に対して報酬が不自然に高い。

特に注意したいのは、応募した段階で個人情報を渡してしまうことです。

氏名、住所、身分証明書、家族の連絡先などを把握されると、それらを材料に脅迫され、犯罪への参加を強要される危険があります。

警察庁は、犯罪実行者の募集に応募してしまった人に対しても、すぐに警察へ相談するよう呼びかけています。

匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)とは

トクリュウとは、匿名・流動型犯罪グループの略称です。

従来の暴力団のような明確な組織構造や固定的な構成員を持たず、SNSなどを介して緩やかにつながりながら犯罪を行う集団を指します。

警視庁の説明によると、犯罪収益を吸い上げる中核部分が匿名化され、実行役はSNSや求人サイトなどを通じてその都度募集される特徴があります。

検挙された実行役が使い捨てにされ、新たなメンバーが補充されることもあります。

トクリュウが関与する犯罪は特殊詐欺だけではありません。強盗や窃盗など、複数の犯罪分野に及んでいます。

重要なのは、電話をかける人物と犯罪による利益を管理する人物が、必ずしも同じ場所や組織階層にいるわけではないことです。

末端の実行役は上位の人物の素性を知らないまま犯罪に参加している場合もあり、組織全体の実態解明を難しくする要因になっています。

なお、すべての特殊詐欺グループがトクリュウに該当するわけではありません。

法務省の調査から見える、かけ子が犯罪に関与する背景

法務省の2021年版犯罪白書には、特殊詐欺事犯者を対象にした確定記録調査の結果が掲載されています。

東京、横浜、さいたま、千葉の各地方裁判所で判決を受けた対象者202人を分析した調査です。

この調査では、かけ子が犯罪に関与した動機として「友人等からの勧誘」が67.3%、「金ほしさ」が52.7%を占めました。

ここで注目したいのは、金銭的な動機だけでなく、知人関係を通じた勧誘も大きな背景になっている点です。

一方、この数値は当時の特定の裁判記録を対象とした調査結果であり、2026年のかけ子全体の割合を示すものではありません。

それでも、犯罪への入り口が必ずしも見知らぬ人物からのSNS勧誘だけではないことを示す資料です。

友人や先輩から紹介された仕事であっても、仕事内容が不明確であれば警戒する必要があります。

さいたま地方検察庁が2026年に示した闇バイトへの警告

さいたま地方検察庁は、特殊詐欺や闇バイトなどについて注意喚起を行っています。

2026年10月1日更新の説明では、SNSなどを通じて集められた人物が、受け子や出し子として詐欺・窃盗事件に関与する実態を取り上げています。

同庁は、犯罪を行うために集まった者が役割を分担して行動するため、被害が発生する危険性が高いと指摘しています。

また、こうした犯罪については、通常の詐欺事件や窃盗事件、強盗事件に比べて、より厳重に処分する方針を示しています。

一方で、真に反省している者については、社会復帰や更生の機会も必要であるとの考えを示しています。

闇バイトは「一度だけなら大丈夫」「指示された仕事をするだけ」という軽い認識で関与できるものではありません。

【2026年最新】特殊詐欺の被害実態と警察庁の対策

2026年の特殊詐欺はどれほど深刻なのか

警察庁が2026年10月2日に公表した、令和8年8月末時点の暫定統計によると、特殊詐欺の認知件数と被害額は次のとおりです。

- 認知件数:29,687件
- 被害額:2,360.7億円
- 前年同期比:認知件数3,732件増、被害額588.4億円増

被害額は前年同期比で33.2%増加しています。

この数字からも、特殊詐欺による経済的被害が深刻な状況にあることが分かります。

2026年の主な詐欺手口と被害額

警察庁の8月末統計に掲載された主な手口は次のとおりです。

詐欺の種類 認知件数 被害額
SNS型投資詐欺 7,097件 937.4億円
ニセ警察詐欺 6,346件 728.6億円
SNS型ロマンス詐欺 3,506件 325.8億円
架空料金請求詐欺 4,211件 97.5億円
オレオレ詐欺 2,739件 104.2億円
還付金詐欺 2,058件 46.5億円

※2026年8月末時点の暫定値。金額は警察庁公表資料に基づく。

特に注目したいのが、ニセ警察詐欺です。

警察官などを装い、捜査や犯罪への関与を理由に被害者を不安にさせ、金銭をだまし取る手口です。

2026年8月末時点では、認知件数6,346件、被害額728.6億円となっています。

2026年から特殊詐欺の統計分類が変更された

2026年のデータを読む際には、統計上の重要な変更があります。

警察庁は、2026年から特殊詐欺の分類を見直しました。

主な変更点は次の2つです。

1. 被害が急増していたニセ警察詐欺を独立した手口として分類。
2. SNS型投資詐欺とSNS型ロマンス詐欺を特殊詐欺の一手口として位置付け。

そのため、2025年以前の特殊詐欺の統計と2026年の統計を単純に比較することは適切ではありません。

また、SNS型投資詐欺やSNS型ロマンス詐欺は、必ずしも電話をかけるかけ子が関与する犯罪ではありません。

特殊詐欺全体の被害件数と、かけ子が実際に関与した事件数は別の数字です。

警察庁の公表資料から特殊詐欺全体の深刻さは把握できますが、29,687件すべてにかけ子が存在したと解釈することはできません。

警察庁が進める特殊詐欺対策

警察庁は、特殊詐欺の被害防止と犯行グループの摘発に向けた対策を進めています。

代表的な取り組みには、次のものがあります。

- 特殊詐欺の被害状況や新しい手口の情報発信。
- 犯行拠点や実行役の摘発。
- SNSなどを利用した犯罪実行者募集への注意喚起。
- 不正に利用される預貯金口座や携帯電話などへの対策。
- 犯罪グループに関する情報提供の呼びかけ。
- 電話による詐欺被害を防ぐための啓発活動。

警察庁の特殊詐欺対策ページでは、警察相談専用電話「#9110」や消費者ホットライン「188」などの相談窓口も案内されています。

詐欺の疑いがある電話を受けた場合、相手の説明をそのまま信じて金銭を渡したり、口座情報を伝えたりせず、いったん電話を切って公的機関の正規の窓口へ確認することが大切です。

【逮捕と刑罰】かけ子に問われる詐欺罪と拘禁刑

かけ子は逮捕されるのか

かけ子は、特殊詐欺の実行に関与した疑いがあれば、捜査対象となり、逮捕される可能性があります。

電話をかける役割であり、被害者から現金を直接受け取っていなかったとしても、詐欺への関与が認められれば刑事責任を問われることがあります。

捜査では、犯行への認識、電話による行為、ほかの関係者とのつながり、被害の発生状況など、事件全体の事情が検討されます。

逮捕されたことと有罪判決を受けたことは別です。逮捕後は捜査や検察官による判断、裁判などの手続きが進み、最終的な責任は証拠と法律に基づいて判断されます。

詐欺罪の法定刑は10年以下の拘禁刑

刑法246条の詐欺罪では、人を欺いて財物を交付させた者について、10年以下の拘禁刑が定められています。

2025年6月1日には拘禁刑制度が施行され、従来の懲役刑と禁錮刑が廃止されました。

そのため、2026年現在の刑法では、詐欺罪の法定刑は「10年以下の拘禁刑」と表記されます。

また、刑法246条2項では、詐欺によって財産上不法の利益を得たり、第三者に利益を得させたりする行為も処罰対象です。

加えて、刑法250条により、詐欺罪の未遂も処罰されます。

つまり、被害者から実際に現金を受け取るところまで至らなかった場合でも、犯罪の実行に着手した状況によっては処罰される可能性があります。

かけ子に共同正犯や共犯が成立するケース

特殊詐欺は複数人で役割を分担して実行されることが多いため、共同正犯や幇助犯などの成立が問題になります。

刑法60条では、二人以上が共同して犯罪を実行した場合、それぞれを正犯とすると定めています。

そのため、かけ子が詐欺の仕組みを理解し、ほかのメンバーと意思を通じて犯罪を実行していた場合、被害金を直接受け取っていなくても共同正犯として処罰される可能性があります。

一方、刑法62条は幇助犯について定めています。犯罪の実行を助けた行為については、具体的な関与状況に応じて共犯としての責任が問題になります。

また、犯行グループの指示役や勧誘役についても、関与の内容によって教唆や共同正犯などが成立する可能性があります。

闇バイトの応募者も刑事責任を問われるのか

闇バイトであることを知らなかった、報酬が少なかった、上位の指示役に命令されただけだったという事情だけで、当然に刑事責任がなくなるわけではありません。

実際にどのような犯罪だと認識していたのか、どのような行為を行ったのかなどが判断されます。

また、犯罪に加担した後、個人情報を握られて脅迫された場合でも、すぐに警察へ相談することが必要です。

警察庁は、犯罪実行者募集情報に応募してしまった人に対して、本人や家族の保護を含めて警察へ相談するよう呼びかけています。

さいたま地方検察庁が示す処分方針と更生の考え方

さいたま地方検察庁は、闇バイトなどを通じて犯罪に加担した人物について、厳正な処分を行う方針を示しています。

ただし、犯罪に関与した人のすべてを一律に扱うという考え方ではありません。

犯した罪に向き合い、真に反省している人には、立ち直りや社会復帰の機会を与える必要性も説明しています。

刑事責任の判断では、犯行の内容、関与の程度、被害の大きさ、犯行回数、反省の状況など、個別の事情が考慮されます。

「末端の役割だから軽い処分で済む」という考え方は危険です。

【よくある質問】かけ子とは何かに関するFAQ

Q1:かけ子とは簡単にいうと何ですか?

A1:特殊詐欺で被害者に電話をかけ、警察官や親族、金融機関の職員などになりすまして、うその説明で金銭やキャッシュカードなどをだまし取る役割の人物です。「架け子」とも表記されます。

Q2:かけ子と受け子は何が違いますか?

A2:かけ子は電話で被害者をだます役割、受け子は被害者から現金やキャッシュカードなどを直接受け取る役割です。担当する犯罪行為の段階が異なります。

Q3:かけ子と出し子は何が違いますか?

A3:かけ子は電話による詐欺を担当し、出し子は不正に取得したキャッシュカードなどを使ってATMから現金を引き出す役割です。

Q4:かけ子になるとどのような罪に問われますか?

A4:犯行への関与や認識などによって異なりますが、詐欺罪や共同正犯などが成立する可能性があります。詐欺罪の法定刑は10年以下の拘禁刑で、未遂も処罰対象です。

Q5:かけ子は闇バイトで募集されることがありますか?

A5:あります。SNSやインターネット上で高額報酬や簡単な仕事をうたって犯罪の実行役を募集するケースが問題になっています。仕事内容が不明確な求人や、匿名性の高い通信アプリへの誘導には注意が必要です。

Q6:かけ子はトクリュウと関係がありますか?

A6:トクリュウと呼ばれる匿名・流動型犯罪グループが特殊詐欺に関与するケースがあります。SNSや求人サイトを通じて実行役を集める特徴がありますが、すべてのかけ子や特殊詐欺グループがトクリュウに属するわけではありません。

Q7:闇バイトに応募してしまった場合はどうすればよいですか?

A7:犯罪への参加を断り、すぐに警察相談専用電話「#9110」または最寄りの警察署へ相談してください。家族への脅迫があっても、一人で解決しようとせず、警察に事情を伝えることが重要です。すでに犯罪に関与してしまった場合も、速やかに相談してください。

かけ子とは、特殊詐欺の犯行グループで電話をかけ、虚偽の説明によって被害者をだます実行役です。

受け子や出し子とは担当する役割が異なりますが、いずれも犯罪の実行に関与する可能性があり、行為や認識によって刑事責任を問われます。

2026年は特殊詐欺の被害が深刻化しており、SNS型投資詐欺やニセ警察詐欺など、手口も多様化しています。匿名・流動型犯罪グループによる実行役の募集や、闇バイトを通じた若年層の犯罪関与も見過ごせない問題です。

特に覚えておきたいのは、電話をかけるだけ、現金を受け取るだけ、指示に従うだけという理由で犯罪への関与が正当化されることはないという点です。

高額報酬を強調する求人、仕事内容を説明しない募集、個人情報を過剰に要求する相手には注意してください。

もし闇バイトに応募してしまったり、犯罪への参加を強要されたりした場合は、早期に警察へ相談することが自分と家族を守るための重要な行動です。

特殊詐欺を防ぐには、犯行グループの役割分担や募集の仕組みを知り、安易に犯罪へ近づかないための判断力を持つことが欠かせません。

主な公的資料・根拠

- 警察庁「令和8年8月末における特殊詐欺の認知・検挙状況等」2026年10月2日公表。
- 法務省「令和3年版犯罪白書・特殊詐欺事犯者の調査」。
- 法務省「組織犯罪の捜査」。
- 警察庁「いわゆる闇バイトの危険性について」。
- 厚生労働省「闇バイトの募集について」。
- さいたま地方検察庁「特殊詐欺、闇バイト等について」(2026年10月1日更新)。
- e-Gov法令検索「刑法」第60条、第246条、第250条。
- 法務省「拘禁刑下の矯正処遇等について」。

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水沢 葵
コンテンツディレクター 水沢 葵
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制度と手続きの記事を7年。窓口の様式と手数料は公式サイトの最新版を確認し、期限は日付で示します。

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