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【事故物件住みます芸人とは?正体は松原タニシ】

小倉 慎平 小倉 慎平 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
目次

「事故物件住みます芸人」とは、事故や事件などによって心理的瑕疵が生じた住宅に実際に住み、その生活や体験を怪談・テレビ・ラジオ・書籍などで発信する芸人のことです。

この肩書きで知られる人物が、松竹芸能所属のピン芸人、松原タニシさんです。

松原タニシのプロフィール
項目 詳細
芸名 松原タニシ
本名 松原高志
生年月日 1982年4月28日
2026年10月現在 44歳
出身地 兵庫県神戸市垂水区
所属事務所 松竹芸能
芸人の形態 ピン芸人
主な活動 事故物件生活、怪談、テレビ、ラジオ、執筆

松竹芸能の公式プロフィールには、2007年と2008年の「R-1ぐらんぷり」準決勝進出も記載されています。

つまり、最初から怪談専門のタレントだったわけではありません。ピン芸人として活動するなかで、事故物件に住むという独自の企画が大きな転機になりました。

なぜ事故物件に住むようになった?

きっかけは、テレビ番組「北野誠のおまえら行くな。」(エンタメ~テレ)の企画でした。

2012年、松原さんは大阪の事故物件で暮らし始めます。

一般的には、過去に事件や死亡事故があった住宅は敬遠されがちです。しかし、松原さんは実際に生活することで、何が起きるのか、住んでみるとどのように感じるのかを自分自身で確かめる道を選びました。

この活動が評判を呼び、単なる芸人の企画を超えて、事故物件をテーマにした著作や映画の原作者としても知られるようになったのです。

重要なのは、松原さんの活動が単なる肝試しではないことです。住居の歴史、亡くなった人の背景、そこで暮らす人間の心理など、さまざまな角度から事故物件を捉えています。

【松原タニシの経歴・年表】事故物件生活13年以上の歩み

事故物件住みます芸人

松原タニシさんの活動を理解するには、事故物件への入居から、書籍のベストセラー化、映画化、そして2026年の出版活動までを時系列で見ると分かりやすくなります。

時期 主な出来事 注目ポイント 2007年 R-1ぐらんぷり準決勝進出 ピン芸人として活動 2008年 R-1ぐらんぷり準決勝進出 2年連続の準決勝進出 2012年 「北野誠のおまえら行くな。」の企画で事故物件生活を開始 大阪からスタート 2018年 『事故物件怪談 恐い間取り』発売 事故物件体験をまとめた著書が話題に 2020年8月 映画『事故物件 恐い間取り』公開 著書が映画化 2024年12月 事故物件紹介動画をめぐる騒動 所属事務所が動画削除を発表 2025年7月 映画『事故物件ゾク 恐い間取り』公開 映画シリーズ第2弾 2026年5月 『異界探訪記 恐い旅』文庫版発売 157か所の恐い場所を巡る旅行記 2026年7月 『冥途探訪記 死の旅』『事故物件生活 恐い日常』刊行 事故物件生活13年の集大成へ

この年表から見えてくるのは、事故物件生活が一時的なテレビ企画で終わらなかったことです。

2018年に出版された『事故物件怪談 恐い間取り』は10万部を超えるベストセラーとなり、2020年には映画化されました。松竹芸能や松竹の関連資料によると、映画は興行収入23億円を超えるヒットを記録しています。

さらに2025年には続編映画『事故物件ゾク 恐い間取り』も公開され、原作者としての知名度も広がりました。

芸人としての活動を、怪談・出版・映画という複数の分野に広げたことが、松原タニシさんの大きな特徴です。

【2026年最新情報】25軒の事故物件生活と新刊3冊を詳しく解説

2026年最新

2026年の松原タニシさんを語るうえで見逃せないのが、出版活動の充実です。

松竹芸能の2026年の発表によると、松原さんは2012年からの13年間で、全国25軒の事故物件に住んできました。

また、著書の累計発行部数は55万部を突破しています。

2026年に発売された注目の3作品



『異界探訪記 恐い旅』

2026年5月21日発売
二見文庫・422ページ・990円(税込別途確認)
北海道から沖縄、台湾まで、157か所の恐い場所を巡った怪奇旅行記。2019年刊行作品を大幅に加筆修正した文庫版です。心霊現象だけでなく、土地の歴史や伝承、噂の背景にも触れています。


『冥途探訪記 死の旅』

2026年7月21日発売
二見文庫・372ページ・1,100円(税込)
日本各地やタイを訪れ、死にまつわる伝説、弔いの文化、神話や歴史を探る旅行記。旧作『死る旅』を改題・増補し、新たな書き下ろし2編を収録しています。


『事故物件生活 恐い日常』

2026年7月24日発売
二見書房・208ページ・1,760円(税込)
13年間にわたる事故物件での暮らしをまとめた書き下ろしエッセイ。物件の探し方、怖かった体験、日常生活、幽霊への考え方などを扱っています。


なかでも『事故物件生活 恐い日常』は、2026年の活動を理解するうえで重要な作品です。

これまでの怪談作品が、不可解な出来事や恐怖体験を中心に描いてきたのに対し、同書では事故物件に暮らす日常そのものに焦点を当てています。

松原さん自身も、事故物件に住み始めた当初と現在では、恐怖に対する感覚が変わったとインタビューで語っています。

事故物件に住み続けて分かったこと

2026年10月13日に掲載されたYahoo! JAPANのインタビューでは、松原さんは13年間で25軒に住んだ経験を振り返っています。

興味深いのは、本人が事故物件を以前ほど怖いものとして捉えなくなっている点です。

当初は幽霊や死に対する漠然とした恐怖がありました。しかし、実際に住んでみると、生活のなかで優先されるのは食事や仕事、日々の用事です。

恐怖よりも日常が前面に出てくるようになったという変化です。

また、本人が語る興味の対象も、単なる心霊現象から、人間が恐怖を感じる心理や死の意味へと広がっています。

現在のテレビ・ラジオ活動

松竹芸能の公式プロフィールには、次のようなレギュラー活動が掲載されています。

- CBCラジオ「北野誠のズバリ」
- ラジオ関西「松原タニシの生きる」
- MBSラジオ「松原タニシの恐味津々」
- テレビ大阪「初耳怪談」
- YouTube「松原タニシのぞわぞわチャンネル」

特に「松原タニシの恐味津々」は、各界で活躍する人物に恐怖をテーマにインタビューする対談番組です。

怪談を語るだけでなく、ゲストとの対話を通じて恐怖の正体を探る活動にも力を入れています。

【炎上騒動の真相】2024年12月に何があった?

過去の騒動

松原タニシさんについて検索すると、「炎上」「遺族」「動画削除」といった関連ワードが見つかります。

これは2024年12月に報じられた、事故物件を紹介するYouTube動画をめぐる問題です。

騒動が発生した経緯

問題となったのは、松原さんが自身のYouTubeチャンネル「松原タニシch」で公開していた、過去の殺人事件現場となった物件に関する動画でした。

報道によると、2024年12月4日、YouTuberの懲役太郎さんが、被害者遺族の関係者から心霊コンテンツ化をやめてほしいという訴えが寄せられたことを動画で伝えました。

その後、12月9日に所属事務所の松竹芸能が公式サイトで見解を発表しました。

松竹芸能が発表した対応

松竹芸能の公式発表では、問題の動画について、物件を特定できる表現はなされていなかったと説明しています。

また、活動のなかで故人を幽霊と表現したこともないとしています。

一方で、遺族の心情を考慮し、次の対応を決定しました。

1. 該当する動画を削除する。
2. 指摘を受けた物件について、今後一切発信しない。

この対応は、2024年12月9日付の公式発表で確認できます。

騒動の本質は何だったのか?

この問題で重要なのは、事故物件を扱うコンテンツと、実際に事件で亡くなった人や遺族の感情との関係です。

事故物件は、怪談好きの人にとって興味深い題材可能性があります。しかし、事件の被害者や家族にとっては、現在も続く深い悲しみと結びついた場所です。

制作者が心霊現象の検証を目的としていても、視聴者や関係者が同じように受け止めるとは限りません。

今回の対応は、事故物件をエンターテインメントとして扱う場合に、どこまで故人や遺族の尊厳を守るべきかという課題を浮き彫りにしました。

なお、所属事務所は故人を幽霊と表現したことを否定しており、動画削除と今後の発信停止を発表しています。これを故人を幽霊として紹介したことが認定された事件のように説明するのは正確ではありません。

【ネットの反応・噂の真相】松原タニシは本当に怖くなくなった?

松原タニシさんに関するネット上の関心は、大きく分けて次の3つに整理できます。

- 事故物件で本当に怪奇現象が起きるのか。
- 13年以上も住み続けて怖くなくなったのか。
- 事故物件生活は芸人としての演出なのか、それとも日常なのか。

噂1:事故物件に住めば必ず怪奇現象が起こる?

これは誤解です。

事故物件とは、人の死亡や事件などが発生し、心理的な抵抗感を持つ人がいる不動産を指す一般的な呼び方です。

事故物件だからといって、必ず幽霊が出る、電化製品が壊れる、不幸が続くという科学的な因果関係が証明されているわけではありません。

松原さん自身の体験談には不思議な出来事が登場しますが、それらをすべて超常現象と断定することはできません。

噂2:松原タニシは恐怖を感じなくなった?

これは本人の2026年のインタビュー内容とも一致する部分があります。

事故物件生活を始めた頃と比べ、恐怖に対する感覚が変化したことを本人が説明しています。

ただし、何も怖くないという単純な話ではありません。

本人が新たに怖いと感じるようになったものの一つは、人間が根拠のない恐怖を抱き続けることでした。

つまり、恐怖の対象が幽霊から、人間の心理や社会の噂へと移り変わっているのです。

噂3:現在も事故物件に住んでいる?

2026年7月発売の『事故物件生活 恐い日常』の公式紹介では、現在住んでいる事故物件で起きた出来事も収録対象になっています。

そのため、少なくとも2026年の出版活動では、事故物件生活が現在進行形のテーマとして扱われています。

ただし、最新の居住物件の所在地や住所などは公表情報から確認できるものではありません。

2026年の読者レビューから見える反応

2026年発売の『事故物件生活 恐い日常』については、読書レビューにも興味深い傾向があります。

反応の方向性 内容
怪談としての評価 強烈な恐怖話を期待すると、日常描写が中心に感じられる
人物への関心 松原さんの考え方や人柄が伝わる点を評価
不思議な体験 日常のなかに登場する奇妙な出来事が印象的
心理的な発見 恐怖は思い込みや人間の心理によっても生まれるという視点

例えば、2026年9月3日掲載の書評では、怖い話そのものよりも松原さんの人柄や考え方が伝わる作品として評価されています。

また、10月22日の読書レビューには、幽霊と勘違いした人物が実は同居芸人の母親だったというエピソードを面白がる感想も見られました。

もちろん、これらは一部の読者レビューであり、ネット全体の世論を代表する統計ではありません。

ただ、読者の興味が単純な心霊現象だけではなく、事故物件で暮らす人間の感覚や日常にも向かっていることは読み取れます。

【事故物件の本当の定義】住む前に知っておきたい法律と注意点

松原タニシさんの活動を理解するうえでは、そもそも事故物件とは何なのかを知ることも大切です。

不動産業界では、こうした物件に関連する問題を「心理的瑕疵」と呼ぶことがあります。

しかし、人が亡くなった物件がすべて同じ扱いになるわけではありません。

国土交通省のガイドラインとは?

国土交通省は2021年、人の死が発生した不動産の取引について「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」を公表しました。

このガイドラインでは、不動産取引において人の死に関する情報をどのように調査・告知するかという判断基準が整理されています。

主な要点は次のとおりです。

- 自然死や日常生活における不慮の死は、原則として告知不要。
- 特殊清掃が行われた場合などは別の判断が必要。
- 賃貸借では一定の条件のもと、概ね3年が告知不要の目安となるケースがある。
- 事件性や社会的影響が特に大きい事案などは、期間にかかわらず告知が必要となる場合がある。
- 借主や買主から質問された場合などは、経過期間や死因にかかわらず告知が必要となる場合がある。

つまり、人が亡くなった物件はすべて事故物件として告知しなければならない、という単純な仕組みではありません。

事故物件に住むことを検討する場合の判断基準

松原さんのように事故物件に住むことを考える場合、恐怖心だけで判断するのはおすすめできません。

確認しておきたいのは次のポイントです。

判断項目 確認したい内容
事故の内容 自然死、孤独死、事件、事故など
発生時期 いつ発生した出来事なのか
清掃・修繕 特殊清掃やリフォームの有無
契約条件 告知事項、賃料、退去条件
周辺環境 騒音、交通、生活利便性
心理的負担 自分がその場所で安心して暮らせるか

特に重要なのは、家賃の安さだけで決めないことです。

事故物件は通常の物件より賃料が低く設定されているケースもありますが、心理的な負担や建物の状態、周辺環境なども含めて判断する必要があります。

松原さんの活動は、特殊な職業的目的を持って事故物件に住むケースです。一般の入居希望者が同じ条件で生活できるとは限りません。

【事故物件住みます芸人に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:事故物件住みます芸人は誰ですか?

A1:松竹芸能所属のピン芸人、松原タニシさんです。2012年にテレビ番組の企画で事故物件に住み始め、2026年時点で全国25軒の事故物件に住んだ経験があります。

Q2:松原タニシは2026年現在も事故物件に住んでいますか?

A2:2026年発売の著書でも現在の事故物件での生活が取り上げられており、事故物件生活を継続的な活動テーマとしています。最新の居住地の詳細は公表されていません。

Q3:松原タニシの最新刊は何ですか?

A3:2026年7月24日発売の『事故物件生活 恐い日常』です。13年間の事故物件生活や怪奇体験、物件の探し方などをまとめた208ページの著作です。

Q4:松原タニシは炎上したことがありますか?

A4:2024年12月、過去に公開した事故物件紹介動画をめぐり、被害者遺族の心情への配慮が問題になりました。松竹芸能は該当動画の削除と、指摘された物件について今後発信しないことを発表しています。

Q5:事故物件に住むと必ず幽霊が出ますか?

A5:そのような科学的根拠はありません。事故物件という呼び方は、不動産の心理的な問題に関係するもので、心霊現象の発生を保証するものではありません。

2026年10月現在、松原タニシさんは事故物件生活13年以上、居住経験25軒という独自のキャリアを築いています。

2026年には『異界探訪記 恐い旅』『冥途探訪記 死の旅』『事故物件生活 恐い日常』と、3作品の刊行が続きました。著書の累計発行部数も55万部を突破しており、怪談・旅行記・エッセイと表現の幅を広げています。

一方、2024年の動画削除騒動は、事故物件をエンターテインメントとして扱う際に、故人や遺族への配慮が欠かせないことを示しました。

【プロの結論】

松原タニシさんの活動の本質は、事故物件に住んで幽霊を探すことだけではありません。

13年以上の生活を通して、死への恐怖、人間の思い込み、噂が広がる仕組み、そして亡くなった人が暮らしていた場所に残る生活の痕跡を見つめ続けている点にあります。

2026年の『事故物件生活 恐い日常』は、そうした変化を知るうえで重要な一冊です。

今後も事故物件生活を続けるのか、新たな怪奇旅行や執筆活動にどのような展開があるのか。事故物件住みます芸人という唯一無二の肩書きを持つ松原タニシさんの活動から目が離せません。

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小倉 慎平

事実確認を専門に5年。記事内の数字・固有名詞・日付を一次資料と突き合わせ、矛盾があれば公開前に差し戻します。

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