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高木美帆の五輪メダルは通算10個!金2・銀4・銅4と引退までを徹底解説

清水 佑香 清水 佑香 • 更新: • 公開: • 読了約 18 分
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スピードスケート女子の髙木美帆(たかぎ・みほ)選手は、2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックで3個の銅メダルを獲得し、オリンピック通算メダル数を日本女子最多の10個に伸ばした。内訳は金メダル2個、銀メダル4個、銅メダル4個。2018年平昌、2022年北京、2026年ミラノ・コルティナと、3大会連続で表彰台に立った実績は、日本のスピードスケート史に残る快挙だ。

一方、ミラノ大会では最大の目標としてきた女子1500mで6位に終わり、2026年4月には現役引退を正式発表した。15歳で初めて五輪に出場してから16年。世界記録を樹立し、複数の距離で世界の頂点を争い続けた競技人生は、どのように10個のメダルへつながったのか。大会別の成績、歴代ランキング、引退の経緯まで整理する。

【結論】高木美帆の五輪メダルは金2・銀4・銅4の合計10個

高木美帆メダル

髙木美帆選手が獲得したオリンピックのメダルは、2026年10月現在、通算10個となっている。

内訳は金メダル2個、銀メダル4個、銅メダル4個。冬季五輪だけでなく夏季五輪も含めた日本女子の歴代最多記録であり、冬季五輪における日本選手の最多記録でもある。

注目したいのは、10個のメダルが一つの種目に偏っていない点だ。500mや1000mといった短距離、1500mの中距離、そして複数選手で力を合わせるチームパシュートで結果を残してきた。

特に2018年平昌大会では、金・銀・銅をそれぞれ1個ずつ獲得。2022年北京大会では4個、2026年ミラノ・コルティナ大会では3個を手にした。

なお、初出場となった2010年バンクーバー大会ではメダルを獲得していない。つまり、4大会に出場し、そのうち3大会でメダルを獲得したことになる。

【大会別一覧】平昌・北京・ミラノで獲得した10個のメダルを完全整理

高木選手のメダル獲得の経緯を理解するには、4大会の成績を時系列で確認するのが分かりやすい。JOCの選手プロフィールと本人の公式サイトに掲載された競技記録をもとに整理すると、次のようになる。

大会 種目 結果 メダル内訳
平昌2018 女子団体パシュート 金メダル 金1
女子1500m 銀メダル 銀1
女子1000m 銅メダル 銅1
北京2022 女子1000m 金メダル 金1
女子500m 銀メダル 銀1
女子1500m 銀メダル 銀1
女子チームパシュート 銀メダル 銀1
ミラノ・コルティナ2026 女子500m 銅メダル 銅1
女子1000m 銅メダル 銅1
女子チームパシュート 銅メダル 銅1

合計:金2個・銀4個・銅4個、通算10個。

平昌2018:日本女子として初めて同一大会で金・銀・銅を獲得

2018年平昌大会は、高木選手の五輪キャリアが大きく開花した大会だった。

女子1500mで銀メダル、女子1000mで銅メダルを獲得した後、女子団体パシュートでは金メダルに輝いた。短距離から中距離、チーム種目まで対応できる競技力を世界に示した大会でもある。

JOCによると、冬季五輪の同一大会で日本女子選手が金・銀・銅の3種類すべてを獲得したのは、高木選手が初めてだった。

また、同年の世界オールラウンド選手権では日本人初の総合優勝を達成。五輪での結果だけでなく、総合的な競技能力でも世界トップクラスに到達していた。

北京2022:1大会4個のメダルという日本選手の新記録

2022年北京大会では、日本選手団の主将を務め、さらに大きな成果を残した。

女子1000mで金メダルを獲得。女子500m、1500m、チームパシュートでは銀メダルを手にした。合計は金1個・銀3個の4個で、冬季五輪の1大会における日本選手のメダル獲得数として最多記録となった。

特筆すべきは、個人種目と団体種目の両方で安定した結果を残したことだ。1000mでは個人種目初の五輪金メダルを獲得し、1500mでも平昌大会に続く銀メダルを獲得した。

JOCの2022年メダリストインタビューでも、金1個・銀3個という成績と、平昌大会から続く競技経験が振り返られている。

ミラノ・コルティナ2026:3個の銅メダルで通算10個に到達

4度目の五輪となった2026年ミラノ・コルティナ大会では、女子500m、女子1000m、女子チームパシュートで銅メダルを獲得した。

この3個によって通算メダル数は10個となり、日本女子の歴代最多記録を更新。平昌の3個、北京の4個に続き、3大会連続でメダルを獲得する結果となった。

一方、女子1500mは6位。金メダルを目標にしてきた種目で表彰台に届かなかったことも、ミラノ大会を振り返るうえで欠かせない出来事となった。

【ミラノ2026詳報】女子500m・1000m・団体追い抜きで銅、1500mは6位

ミラノ大会での高木選手は、異なる距離の個人種目とチーム種目に挑戦し、3つの銅メダルを獲得した。

女子500m:短距離でも世界の表彰台へ

女子500mでは37秒27を記録して3位。銅メダルを獲得した。

500mは短い距離で一気に最高速度へ到達する必要があり、スタートの反応や加速、コーナーでの姿勢制御が結果を左右する。中距離の1500mを得意とする高木選手が、この種目でも五輪の表彰台に立ったことは、競技能力の幅広さを示している。

女子1000m:北京大会の金に続く銅メダル

女子1000mでは1分13秒95を記録して3位となった。

北京大会では同種目で金メダルを獲得しており、2大会連続でメダルを手にしたことになる。前回の頂点から4年後も、世界のトップ争いに加わった。

500mと1000mの両方で表彰台に立ったことは、単なる一種目のスペシャリストではない高木選手の特徴をよく表している。

女子チームパシュート:日本チームの3大会連続メダル

女子チームパシュートでは、銅メダルを獲得した。

チームパシュートは複数の選手が隊列を組み、互いの位置やタイミングを合わせながら滑走する団体種目だ。個人のスピードだけでなく、選手間の連携とレース全体の組み立てが重要になる。

ミラノ大会の日本チームは、高木美帆、佐藤綾乃、野明花菜の3選手で3位決定戦に臨み、米国を下した。平昌大会の金、北京大会の銀に続き、日本は同種目で3大会連続の表彰台となった。

高木選手にとっては、個人種目だけでなく、長年取り組んできた団体種目でも五輪のメダルを積み重ねた大会となった。

女子1500m:目標の種目で6位という結果

ミラノ大会で最も注目されていた種目の一つが女子1500mだった。平昌、北京と2大会連続で銀メダルを獲得しており、本人にとっても特別な意味を持つ距離だった。

しかし、結果は1分54秒86で6位。メダルには届かなかった。

大会後のJOCメダリスト会見では、本人が1500mについて次のように振り返っている。

「自分の思い描くような滑りで終えることができず」

3個の銅メダルを獲得した喜びと、最後の1500mに対する悔しさ。その両方を抱えて大会を終えたことが、本人の言葉から伝わってくる。

五輪で10個のメダルを獲得した選手であっても、一つひとつのレースに対する目標や感情は異なる。1500mの6位は、メダル数だけでは測れない高木選手の競技者としての姿勢を象徴する結果だった。

【競技人生】15歳の五輪デビューから1500m世界記録保持者へ

高木美帆選手は1994年5月22日、北海道中川郡幕別町生まれ。5歳からスピードスケートを始め、幼少期には水泳、サッカー、陸上、ヒップホップダンスなど、さまざまな運動にも取り組んできた。

競技の特徴は、早い段階から特定の距離だけに絞らず、複数の種目に対応する力を磨いてきたことにある。

15歳でバンクーバー五輪に初出場

2010年、高木選手は15歳でバンクーバー冬季オリンピックの日本代表に選出された。日本スピードスケート史上最年少での五輪出場だった。

当時は「スーパー中学生」として注目されたものの、初めての五輪でメダルは獲得していない。ここから平昌での金銀銅獲得まで8年を要したことを考えると、早熟な才能だけで10個のメダルを獲得したわけではないことが分かる。

2018年:世界オールラウンド選手権で日本人初の総合優勝

平昌五輪と同じ2018年には、世界オールラウンド選手権で日本人初の総合優勝を達成した。

オールラウンドは複数の距離の成績を総合的に評価する競技形式である。特定の距離だけでなく、短距離から長距離まで高い水準で滑る能力が求められる。

この実績は、高木選手が幅広い距離で結果を出せる選手であることを裏付けた。

2019年:女子1500mで世界記録1分49秒83を樹立

2019年3月10日、米国ソルトレークシティーで開催されたワールドカップ最終戦の女子1500mで、高木選手は1分49秒83を記録した。

女子1500mで1分50秒を初めて突破した歴史的な記録であり、本人の公式プロフィールでも世界記録として掲載されている。

加えて、2020年2月15日には女子チームパシュートでも2分50秒76の世界記録を樹立した。個人種目と団体種目の両方で世界記録を持つことは、競技能力の幅広さを示す重要な実績だ。

2024年:世界選手権でも1000m・1500mを制覇

2024年の世界スピードスケート選手権では、女子1000mと1500mで優勝した。

北京五輪後も世界のトップレベルを維持し、2026年のミラノ大会に向けて競技を続けたことが分かる。

また、ワールドカップでは通算38勝を記録。2026年7月の政府発表でも、日本選手最多の勝利数として高木選手の実績が紹介された。

【歴代ランキング】高木美帆の10個は日本女子最多、男女通算でも歴代3位タイ

高木選手の五輪通算10個という記録は、日本女子の中でどれほど突出しているのか。

2026年のミラノ大会終了時点で、日本女子の夏季・冬季五輪を通じたメダル獲得数では、高木選手が単独最多となった。

日本女子の歴代記録を比較すると、次のような位置づけになる。

  • 1位:高木美帆・10個
  • 2位:谷亮子・5個
  • 5個の獲得者:立花美哉、武田美保など

女子だけでなく、日本選手全体で比較しても歴史的な順位に位置する。

  • 1位:小野喬・13個
  • 2位:加藤沢男・12個
  • 3位タイ:中山彰規・10個、高木美帆・10個

体操競技で数多くのメダルを獲得した歴代選手に続き、高木選手はスピードスケートで日本の歴代トップクラスに並んだ。

冬季五輪に限定すれば、通算10個は日本選手の最多記録。2位の4個を大きく上回っている。

世界のスピードスケート選手と比べると?

世界規模で見る場合は、日本国内のランキングと区別する必要がある。

女子スピードスケートの五輪メダル数では、オランダのイレイン・ブスト選手が13個を獲得して歴代最多。高木選手の10個は、世界的にも非常に高い水準にある。

つまり、高木選手の記録は「世界の全競技を通じた女子最多」ではなく、「日本女子の夏冬通算最多」「日本の冬季五輪最多」という点に大きな意味がある。

【現役引退】2026年4月6日に正式発表、最後の大会は世界選手権

2026年ミラノ・コルティナ大会を終えた後、高木選手は競技人生の一区切りを迎えた。

引退の時期については、五輪終了直後ではなく、その後の世界選手権まで競技を続けてから正式に表明している。

3月の世界オールラウンド選手権が現役最後の大会

2026年3月5日から8日にオランダのヘーレンフェーンで開催された世界オールラウンド選手権が、現役最後の大会となった。

高木選手は同大会の総合3位という結果を残し、競技者としての最後の国際大会を終えた。

その後、4月6日に東京都内で記者会見を開き、現役引退を正式に表明した。

引退を決断した理由は競技への情熱の変化

JOCの発表によると、高木選手は引退について、近年は思うような成績やタイムが残せなかったことに触れながら、次のように説明した。

「自分を押し上げていこうというパッションが少しずつなくなっていると感じていた。今が退くタイミングだと受け入れられた」

この言葉からは、単に年齢や一つの大会の結果だけで引退を決めたのではなく、自身の内面の変化と向き合ってきたことがうかがえる。

また、ミラノ大会の1500mで6位だったことが引退の直接的な理由ではないとも説明している。長く競技に向き合ってきた本人が、自分の気持ちを見つめたうえで選んだ決断だった。

引退後の活動と2026年8月の国民栄誉賞

引退後の具体的な活動については、発表時点で未定とされていた。高木選手は、脳と体など関心を持つ分野で、自身が培ってきたノウハウを広める活動に興味を示している。

そして2026年7月28日、政府は高木選手への国民栄誉賞授与を決定。8月4日に首相官邸で表彰式が行われた。

国民栄誉賞の授与理由には、五輪通算10個のメダルに加え、ワールドカップ通算38勝などの功績も挙げられた。

現役を退いた後も、長年の競技活動で積み上げた実績が国を代表する功績として評価されたことになる。

【プロの結論】高木美帆の本当の偉業は10個の数字だけではない

高木美帆選手の競技人生を評価するとき、五輪通算10個という数字は分かりやすい指標だ。しかし、その数字だけでは競技者としての本当の価値を十分に説明できない。

注目すべきなのは、15歳で五輪に初出場してから、2026年の4度目の大会まで世界の第一線で戦い続けたことだ。

スピードスケートでは、距離によって求められる能力が異なる。500mでは加速力、1000mではスピードの維持と持久力、1500mではペース配分と技術の安定性が問われる。さらにチームパシュートでは、個人の能力に加えてチーム全体の連携が欠かせない。

高木選手は、その異なる条件に対応しながら、五輪の金・銀・銅をすべて獲得した。

もう一つ見逃せないのが、北京大会での1大会4個のメダル獲得だ。複数の個人種目で結果を出しながら団体種目でも表彰台に立つという成果は、日本の冬季五輪史においても特別な記録となっている。

また、2019年の1500m世界記録や、2020年のチームパシュート世界記録、ワールドカップ通算38勝など、五輪以外にも長く残る実績を築いた。

高木美帆の10個のメダルは、短距離・中距離・団体競技のすべてで世界と競い、複数の五輪世代をまたいで結果を残した証しである。

【高木美帆のメダル】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:高木美帆のオリンピック通算メダル数はいくつ?
A1:通算10個です。金メダル2個、銀メダル4個、銅メダル4個で、日本女子の夏季・冬季五輪を通じた最多記録です。

Q2:高木美帆は2026年ミラノ・コルティナ五輪で何個のメダルを獲得した?
A2:3個です。女子500m、女子1000m、女子チームパシュートで銅メダルを獲得しました。女子1500mは6位でした。

Q3:平昌2018と北京2022のメダル内訳は?
A3:平昌大会は金1個・銀1個・銅1個の計3個。北京大会は金1個・銀3個の計4個です。

Q4:高木美帆は現役を引退した?
A4:はい。2026年4月6日に現役引退を正式発表しました。3月の世界オールラウンド選手権が現役最後の大会です。

Q5:高木美帆が持つスピードスケートの世界記録は?
A5:女子1500mの1分49秒83(2019年3月10日、ソルトレークシティー)と、女子チームパシュートの2分50秒76(2020年2月15日、ソルトレークシティー)が本人の公式プロフィールに掲載されています。

Q6:高木美帆の五輪メダル数は日本選手全体で何位?
A6:日本選手全体では10個で歴代3位タイです。小野喬選手の13個、加藤沢男選手の12個に続き、中山彰規選手と並ぶ記録です。

高木美帆選手は、2018年平昌大会で金・銀・銅を1個ずつ、2022年北京大会で金1個・銀3個、2026年ミラノ・コルティナ大会で銅3個を獲得し、五輪通算10個のメダルに到達した。

その内訳は金2個・銀4個・銅4個。日本女子の夏冬通算最多であり、日本の冬季五輪における最多記録でもある。

ミラノ大会では女子500m、1000m、チームパシュートで銅メダルを獲得した一方、目標としてきた1500mでは6位。喜びと悔しさの両方を抱えながら、最後まで競技者としての姿勢を貫いた。

2026年4月の現役引退、8月の国民栄誉賞授与を経て、選手としてのキャリアは大きな節目を迎えた。

15歳の五輪デビューから世界記録、そして4度の五輪出場と10個のメダル。高木美帆が残したものは、単なる獲得数ではなく、日本女子スピードスケートの可能性を広げた長年の挑戦そのものだ。

今後、競技の普及や次世代選手の育成など、どのような形でスケート界に関わっていくのかにも注目が集まる。

主な事実確認資料: JOC公式選手プロフィール、髙木美帆公式サイト、JOCメダリスト会見・引退発表、首相官邸の国民栄誉賞発表資料、ISU公式記録。

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清水 佑香

食品表示と栄養成分を8年追っています。価格と内容量は公式通販で再確認し、調理手順は家庭の機器で再現できる形に直して書きます。

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