ホーム スポーツ トッテナムの日本人選手は誰?戸田和幸と高井幸大の歴代・現在を徹底解説

トッテナムの日本人選手は誰?戸田和幸と高井幸大の歴代・現在を徹底解説

小倉 慎平 小倉 慎平 • 更新: • 公開: • 読了約 20 分
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イングランド・プレミアリーグの名門トッテナム・ホットスパーには、これまで日本人選手が在籍してきた。男子トップチームの歴史をたどると、2003年に加入した戸田和幸と、2025年夏に川崎フロンターレから移籍した高井幸大の2人が挙げられる。2026年10月31日現在、高井はトッテナムとの契約を残しながら、ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)に期限付き移籍している。

高井はトッテナム加入後、負傷によって出遅れ、2026年1月にはドイツのボルシア・メンヒェングラートバッハへ期限付き移籍。ブンデスリーガで8試合に出場した後、同年9月にSTVVへ新たな期限付き移籍を果たした。現在の所属先、トッテナムでの出場歴、戸田との違いを整理すると、日本人選手が同クラブで歩んできた歴史と、高井が次に目指すステップが見えてくる。

【結論】トッテナムの日本人選手は戸田和幸と高井幸大

トッテナム日本人

トッテナムの日本人選手を調べる際、まず押さえておきたいのは、クラブに加入した実績と、プレミアリーグの公式戦に出場した実績は別だという点だ。

トッテナム公式サイトは、戸田和幸をクラブ初の日本人選手として紹介している。また、2025年に加入した高井幸大については、男子チームにとって2人目の日本人選手と位置づけている。

2人の基本的な違いは次のとおりだ。

  • 戸田和幸:2003年1月に清水エスパルスから期限付き移籍。プレミアリーグで4試合に出場。
  • 高井幸大:2025年7月に川崎フロンターレから完全移籍。2026年1月にボルシアMG、同年9月にSTVVへ期限付き移籍。

戸田は実際にプレミアリーグの試合に出場した日本人選手であり、高井はトッテナムと長期契約を結んだ日本代表経験のあるセンターバックだ。

つまり、トッテナムの日本人選手というテーマでは、戸田の4試合という過去の実績と、高井の今後のトップリーグ復帰への挑戦を分けて理解する必要がある。

【歴代①】戸田和幸のトッテナム時代|2003年の加入とプレミアリーグ4試合

戸田和幸は、2002年の日韓ワールドカップで日本代表の主力として活躍した守備的ミッドフィルダーだ。大会では日本代表の全4試合に先発出場し、特徴的な赤いモヒカンヘアと激しい守備で注目を集めた。

清水エスパルスからロンドンへ

2003年1月、戸田は清水エスパルスからトッテナムへ期限付き移籍した。トッテナム公式のクラブヒストリーによると、戸田は同クラブにとって初めての日本人選手だった。

当時の監督はグレン・ホドル。イングランドのトップリーグでプレーすることは、日本人選手にとって大きな挑戦だった。

戸田は加入後、すぐに試合に出場したわけではない。ベンチ入りしながら出場機会を待ち、2003年4月18日のマンチェスター・シティ戦で途中出場。これがトッテナムでのデビューとなった。

その3日後、4月21日のウェスト・ブロムウィッチ戦では初先発を経験。さらにマンチェスター・ユナイテッドとの試合にも出場した。

プレミアリーグの出場試合数は4試合

戸田のトッテナムでのトップチーム出場数は4試合、0ゴール、0アシスト。プレミアリーグ公式の日本人選手特集でも、4試合という記録が掲載されている。

同特集によると、戸田は4試合すべてでフル出場を果たしたわけではない。短い在籍期間の中で、出場機会を得ながらイングランドのサッカーに適応していった。

トッテナム公式サイトに掲載された2019年の振り返りでは、戸田自身がクラブでの経験について次のように語っている。

「It was the biggest challenge in my life.」

人生で最も大きな挑戦だったという趣旨の言葉からも、当時の移籍が本人にとって大きな意味を持っていたことがうかがえる。

トッテナム退団後のキャリア

トッテナムを離れた戸田は、オランダのADOデン・ハーグへ移籍。その後は韓国の慶南FCや日本国内のクラブ、シンガポールのウォリアーズなどでプレーし、2013年に現役を引退した。

2019年から指導者としてのキャリアを歩み始め、2022年から2024年まではJ3のSC相模原で監督を務めた。選手としての海外経験だけでなく、指導者としての経験も持つ人物だ。

2025年7月、トッテナムは高井幸大の加入に合わせて戸田の歩みを公式サイトで紹介した。22年の時を経て、クラブの日本人選手の歴史が再び注目された出来事だった。

【歴代②】高井幸大の移籍経緯|川崎フロンターレからトッテナム、ボルシアMGへ

高井幸大は2004年9月4日生まれのセンターバック。192センチの体格を持ち、対人守備や空中戦、後方からのビルドアップを特徴とする日本人DFだ。

川崎フロンターレの育成組織で成長し、2022年4月には17歳でトップチームデビュー。2024年にはJリーグのベストヤングプレーヤー賞を受賞し、日本代表としても2024年のパリ五輪やA代表の試合を経験した。

2025年7月、トッテナムへの完全移籍が決定

2025年7月8日、トッテナムは川崎フロンターレから高井を獲得したと正式発表した。契約は2030年までの長期契約として発表されている。

トッテナム公式プロフィールによれば、高井は川崎フロンターレで公式戦通算81試合に出場し、4得点を記録した。若くしてJリーグのトップレベルで経験を積み、2025年のAFCチャンピオンズリーグ決勝進出にも貢献している。

海外移籍は単なる若手選手の挑戦ではなかった。日本代表経験、年代別代表での国際大会、Jリーグでの実績を持つセンターバックとして、欧州の舞台で成長することが期待されていた。

負傷による出遅れから2026年1月にボルシアMGへ

しかし、トッテナム加入後は負傷によってコンディション調整が遅れた。クラブ公式発表では、2026年1月2日にドイツ・ブンデスリーガのボルシア・メンヒェングラートバッハへ、2025-26シーズン後半戦終了まで期限付き移籍したことが明らかになっている。

高井は2026年1月11日のアウクスブルク戦でブンデスリーガデビュー。その後、シーズン終了までにリーグ戦8試合に出場した。

ブンデスリーガ公式の選手データでも、2025-26シーズンの出場数は8試合と記録されている。得点とアシストはともに0だった。

この8試合は、高井にとって欧州トップリーグで実戦経験を積む重要な期間となった。トッテナムで出場機会を得られなかった状況から、ドイツで試合に出るという次の段階に進んだのである。

2026年9月、シントトロイデンへの期限付き移籍

ボルシアMGでの期限付き移籍を終えた高井は、2026年夏にトッテナムへ戻った。その後、9月1日にベルギー1部のシント=トロイデンVVへの期限付き移籍が正式発表された。

移籍期間は2026-27シーズン終了まで。トッテナム公式発表にも明記されている。

ここで押さえたいのは、ボルシアMGからSTVVへの完全移籍ではないという点だ。高井の所属元は引き続きトッテナムであり、STVVでは期限付き移籍選手としてプレーしている。

STVVには、川崎フロンターレと日本代表でともにプレーした経験を持つ谷口彰悟も在籍している。高井にとっては、過去に一緒にプレーした選手がいることも新天地を選ぶうえでの背景になった。

STVV加入時、高井はクラブについて次のようにコメントしている。

「STVVは、自分たちが目指すサッカーが明確なチームだと感じています。」

クラブ公式発表では、STVVのCEOである立石敬之も、高井の両足を使ったビルドアップ能力や空中戦の強さを評価している。

【歴代・移籍年表】戸田和幸と高井幸大の経歴・所属先を比較

2人のトッテナム加入には22年の隔たりがある。戸田は2003年の期限付き移籍でプレミアリーグの試合に出場し、高井は2025年の完全移籍で長期契約を結んだ後、ドイツとベルギーで経験を積む道を選んだ。

主要な出来事を時系列で整理すると、次のようになる。

時期 人物・クラブ 出来事・実績
2002年 戸田和幸 日韓ワールドカップで日本代表の全4試合に先発
2003年1月 戸田和幸 清水エスパルスからトッテナムへ期限付き移籍
2003年4月 戸田和幸 プレミアリーグ4試合に出場。0得点、0アシスト
2013年 戸田和幸 現役引退
2022年4月 高井幸大 川崎フロンターレのトップチームでデビュー
2024年 高井幸大 Jリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞。パリ五輪にも出場
2025年7月8日 高井幸大 川崎フロンターレからトッテナムへ完全移籍。契約は2030年まで
2026年1月2日 高井幸大 ボルシアMGへ期限付き移籍
2026年1月〜6月 高井幸大 ブンデスリーガ8試合に出場
2026年9月1日 高井幸大 トッテナムからSTVVへ期限付き移籍
2026年10月31日 高井幸大 STVVでリーグ戦、カップ戦、欧州大会に出場

この年表から分かるのは、戸田と高井ではトッテナムとの関わり方が大きく異なることだ。

戸田は短期間ながらプレミアリーグの舞台に立った。一方、高井は2030年までの契約を結んでいるものの、トップチームでのプレミアリーグ出場を実現する前に複数のクラブで経験を積むことになった。

同じ日本人選手でも、移籍時の年齢、契約形態、ポジション、クラブが期待する役割によって、その後のキャリアは変わる。

【2026年最新】高井幸大の現在はシントトロイデン|2026-27シーズンの出場状況

2026年10月31日現在、高井はベルギー1部STVVに所属している。トッテナムとの契約が終了したわけではなく、2026-27シーズン終了までの期限付き移籍という形だ。

STVVでは10月から先発出場が続く

STVV加入直後は、すぐにレギュラーとして試合に出場したわけではない。9月12日のベフェレン戦と9月20日のウェステルロー戦ではベンチ入りしたものの、出場機会はなかった。

転機となったのは10月12日のメヘレン戦だ。高井はこの試合で移籍後初先発を果たし、センターバックとして谷口彰悟とコンビを組んだ。

試合結果は4-3。チームは敗れたものの、高井にとって新天地での実戦経験を積む第一歩となった。

続く10月19日のベルギーカップ、ロンメル戦でも先発。STVVは4-1で勝利し、カップ戦の次ラウンドに進出した。

さらに10月22日のUEFAカンファレンスリーグ、ミッティラン戦にも先発し、チームの0-1の勝利に貢献。欧州大会でも90分間プレーしている。

10月25日のクラブ・ブルージュ戦では谷口の得点をお膳立て

直近の注目試合は、10月25日に行われたベルギーリーグ第9節のクラブ・ブルージュ戦だ。

高井はセンターバックとして先発フル出場。試合はSTVVが2-3で敗れたが、後半アディショナルタイムには高井が競り勝ってつないだボールから谷口彰悟がヘディングシュートを決めた。

STVVの公式試合レポートも、高井のアシストから谷口がゴールを決めたと紹介している。日本人センターバック2人が得点につながるプレーを見せた場面だった。

2026年10月31日時点の出場実績

10月25日の試合終了時点で、高井のSTVVでの公式戦出場は次のとおりだ。

  • ベルギーリーグ:2試合
  • ベルギーカップ:1試合
  • UEFAカンファレンスリーグ:1試合
  • 公式戦合計:4試合、360分

いずれも先発出場で、各試合90分間プレーしている。9月のベンチ入りから10月の先発定着へと、出場状況には変化が生まれている。

ただし、STVVは10月25日の敗戦でリーグ戦4連敗となっており、チームとしては厳しい状況にある。高井個人の出場機会が増えていることと、チームの成績は分けて評価する必要がある。

【誤解を解消】トッテナム所属とトップチーム出場は何が違う?

「高井幸大はトッテナムの選手なのに、なぜベルギーでプレーしているのか」という疑問が生まれるのは、移籍情報の見方に理由がある。

サッカーの期限付き移籍では、選手の保有元と実際に試合に出場するクラブが異なる。高井の場合、2026年10月現在の関係は次のように整理できる。

トッテナムは契約元、STVVは現在のプレー先

高井は2025年にトッテナムと2030年までの契約を結んだ。その後、2026年前半はボルシアMGに期限付き移籍し、同年9月からはSTVVでプレーしている。

つまり、現在の状況は以下のようになる。

  • 契約元:トッテナム・ホットスパー
  • 現在の所属先:シント=トロイデンVV
  • 移籍形態:期限付き移籍
  • 期限:2026-27シーズン終了まで
  • トッテナムとの契約:2030年までと発表

したがって、高井がSTVVに移籍したからといって、トッテナムとの契約が消滅したわけではない。

トッテナムでの出場歴と移籍先での出場歴を混同しない

もう一つ重要なのが、選手登録や契約の存在と、公式戦に出場した実績を区別することだ。

高井はトッテナムの選手として正式に発表されたが、加入直後の負傷で出遅れ、プレミアリーグの公式戦出場を果たす前にボルシアMGへ移籍した。

2026年10月31日時点のプレミアリーグ出場記録は0試合。一方、ボルシアMGではブンデスリーガ8試合、STVVでは2026-27シーズンの公式戦4試合に出場している。

そのため、高井の欧州での実績を紹介するときには、クラブごとの出場数を分けて記載するのが正確だ。

【プロの結論】高井幸大がトッテナム復帰を目指すうえで重要な3つのポイント

高井のキャリアを評価する際、トッテナムで試合に出ていないという一点だけで判断するのは早計だ。2025年の加入から2026年のベルギー移籍までには、負傷、ドイツでの実戦経験、そして新たな環境への適応という複数の段階がある。

1. まずはSTVVで出場機会を確保すること

最優先課題は、継続的に試合に出場することだ。

センターバックは、個人の身体能力だけでなく、味方との距離感、ラインコントロール、相手FWへの対応、セットプレー時の連係などが求められるポジションである。

10月にはリーグ戦と欧州大会、カップ戦で先発出場を重ねている。ここから安定して出場を続けられるかが、高井の成長を測る重要な基準となる。

2. 谷口彰悟との連係を成長につなげる

STVVで谷口彰悟と一緒にプレーできることは、高井にとって一つの強みだ。

川崎フロンターレと日本代表での共演経験があり、互いの特徴を理解しやすい関係にある。センターバックは個人の守備能力だけではなく、隣の選手との連係が試合の安定感を左右する。

10月25日のクラブ・ブルージュ戦で見られた2人の連係による得点シーンは、その可能性を示す一例となった。

3. トッテナム復帰に必要なのは欧州での継続的な実績

トッテナムとの契約が2030年まで残っていることは、将来的な復帰の可能性を考えるうえで重要だ。

ただし、契約期間が長いことだけでトップチームへの復帰が保証されるわけではない。クラブ側のセンターバックの選手層、監督の戦術、負傷の有無、本人のパフォーマンスなど複数の要素が関係する。

ボルシアMGでの8試合に続き、STVVでも先発出場を積み重ねられれば、欧州での経験値を高めることにつながる。

2026-27シーズンは、高井にとって単に期限付き移籍先でプレーするだけでなく、欧州で自分の実力を証明する重要なシーズンとなっている。

トッテナムの日本人選手に関するよくある質問(FAQ)

Q1:トッテナムに所属した歴代の日本人選手は誰ですか?
A1:男子トップチームでは戸田和幸と高井幸大の2人です。戸田は2003年、高井は2025年に加入しました。

Q2:戸田和幸のトッテナムでの出場試合数は?
A2:プレミアリーグで4試合です。2003年4月18日のマンチェスター・シティ戦でデビューし、ゴールとアシストは記録していません。

Q3:高井幸大はトッテナムでプレミアリーグに出場しましたか?
A3:2026年10月31日時点でプレミアリーグ出場は0試合です。負傷による出遅れもあり、公式戦デビュー前に期限付き移籍しました。

Q4:高井幸大は現在どこのクラブに所属していますか?
A4:2026年9月からベルギー1部のシント=トロイデンVVに期限付き移籍しています。契約元はトッテナムです。

Q5:高井幸大はボルシアMGで何試合に出場しましたか?
A5:2025-26シーズン後半に期限付き移籍し、ブンデスリーガで8試合に出場しました。

Q6:高井幸大のSTVVでの2026-27シーズンの出場数は?
A6:2026年10月31日時点で公式戦4試合です。内訳はベルギーリーグ2試合、ベルギーカップ1試合、UEFAカンファレンスリーグ1試合です。

Q7:高井幸大はトッテナムに復帰する予定ですか?
A7:2026-27シーズン終了までSTVVへの期限付き移籍が発表されています。トッテナムとの契約は2030年までと発表されていますが、その後の復帰や再移籍について確定した発表はありません。

トッテナムの日本人選手の歴史を振り返ると、2003年の戸田和幸と2025年加入の高井幸大という2人の存在が中心となる。

戸田はプレミアリーグで4試合に出場し、日本人選手としてクラブの歴史に名を刻んだ。一方、高井は川崎フロンターレからトッテナムへ完全移籍した後、ボルシアMGでブンデスリーガ8試合を経験し、2026年9月からSTVVで新たな挑戦を始めている。

2026年10月31日時点では、STVVで公式戦4試合に出場。10月25日のクラブ・ブルージュ戦では谷口彰悟の得点にも関わり、徐々に出場機会を増やしている。

今後の注目点は、STVVでレギュラーとして定着できるか、欧州の舞台で継続的な結果を残せるか、そしてトッテナムとの契約期間中にプレミアリーグでのデビューを実現できるかという点だ。

高井の現在を正確に理解するには、トッテナムとの契約、期限付き移籍先、各リーグでの出場実績を分けて見ることが欠かせない。2026-27シーズンは、そのキャリアの方向性を占う重要なシーズンとなっている。

主な確認資料: トッテナム公式発表、プレミアリーグ公式記録、ブンデスリーガ公式選手データ、STVV公式発表および試合レポート。

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小倉 慎平

事実確認を専門に5年。記事内の数字・固有名詞・日付を一次資料と突き合わせ、矛盾があれば公開前に差し戻します。

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